ネットを検索すると、GRUBのブートメニューに任意の項目を追加するには「/etc/grub.d/40_custom」を書き換えろ、と書いているサイトが沢山あります。しかし、40_custom よりも「/boot/grub/custom.cfg」の方がオススメです。編集後のupdate-grubコマンドが不要なので。
端末で「gksudo gedit /boot/grub/custom.cfg」して、下の menuentry〜 を書き込めば、isoを直接起動できます
menuentry "Ubuntu iso" {
set iso="/home/sawa/natty-desktop-i386.iso"
search --set -f $iso
loopback loop $iso
linux (loop)/casper/vmlinuz iso-scan/filename=$iso boot=casper quiet splash noeject locale=ja_JP.UTF-8
initrd (loop)/casper/initrd.lz
}
赤字の所にisoファイルの絶対パスを入れます。パーティション単位で見た場合のパスなので注意。上の例だと、もし /home を別パーティションに分けていたら /sawa/natty-desktop-i386.iso と記述。不具合
- キーボードが英語配列になる(日本語ローカライズ版を使っていても)
- それっぽい起動オプション「keyboard=jp106 xkeyboard=jp」を付けても駄目でした。起動後、自分で設定を直せばいいだけだけど
- 時間が9時間ずれる(日本語ローカライズ版を使っていても)
- それっぽい起動オプション「tz=Asia/Tokyo utc=no」を付けても駄目でした。起動後、自分で設定を直せばいいだけだけど
- パッケージリストの取得(apt-get update)に時間が掛かる
- Synapticのリポジトリ設定で、CD-ROMから読み込む設定を無効にすれば直ります
- アンマウントできないと言われてインストールが止まる
- isoファイルとインストール先のパーティションが同じハードディスクにあると駄目みたい。すなわち、二つハードディスクが無いとインストール不可。試すだけなら問題ない。
≪追記≫
上の方法でisoが読み取れない場合は
menuentry "Ubuntu iso" { loopback loop (hd0,1)/home/sawa/natty-desktop-i386.iso linux (loop)/casper/vmlinuz iso-scan/filename=/home/sawa/natty-desktop-i386.iso boot=casper quiet splash noeject locale=ja_JP.UTF-8 initrd (loop)/casper/initrd.lz }こんな風に search --set を使わず手動でパーティションを指定してください。「hd0,1」は一台目のハードディスクの一番目を指します(HDDは数字が0から始まる)
12:42 am | コメントする |
1. あ~るでこぽん 2012/03/19 21:30
40_custom 等(自分で、29_customとしてもよい)に記述すべきです。
2.
Sawa 2012/03/20 01:40
(grub 2はこのファイルをいじらない)
http://www.gnu.org/software/grub/manual/grub.html
上書きするのはディストリビューション独自の設定ですかね?
少なくともUbuntuは大丈夫っぽいです。