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カテゴリー » Linux » Ubuntu July 02, 2012

Ubuntu 12.04 LTS (Precise Pangolin) 備忘録 part3 Ubuntu

part2

パスワード入力無しでsudoコマンドを実行する

当然のことながら、セキュリティーが甘くなります。ご利用は計画的に。
$ echo "$USER ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL" | sudo tee /etc/sudoers.d/$USER
$ sudo chmod 440 /etc/sudoers.d/$USER

推奨パッケージを自動でインストールしないようにする

そのままだと apt-get する時に、自動で推奨パッケージ(Recommmends)もインストールされます。余計なものを入れたくないです。
$ echo 'APT::Install-Recommends "false";' | sudo tee /etc/apt/apt.conf.d/99z_no-recommends 
パッケージ管理の仕組みを理解していな人は、やらないほうがいい。

パッケージのダウンロードサーバーを変更する

初期設定の「jp.archive.ubuntu.com」は、混雑することが多いです。
$ software-properties-gtk
ソフトウェアソースの設定画面が出てくるので、「ダウンロード元」を変更します。
パッケージ配布サーバを切り替えるには - Ubuntu Japanese Wiki

一時ファイル置き場をRAMディスク化(tmpfs)

/tmpなどをtmpfsにすると、ディスクの書き込み量が減って幸せになるかもしれません。
下のような設定を /etc/fstab に追加し、再起動。
# 例
# none /tmp tmpfs defaults,mode=1777,size=2000m,uid=1000,gid=1000 0 0
# size: 最大容量を指定する。省略すると実メモリの半分になる # mode: パーミッションを8進数で指定する。省略すると 1777 になるっぽい # uid: ユーザID # gid: グループID
# /tmp
none /tmp tmpfs defaults,mode=1777 0 0
# すぐに消えてほしくない一時ファイルを置くところらしいが、気にしない none /var/tmp tmpfs defaults,mode=1777 0 0
# 再起動のたびにログが消えるよ none /var/log tmpfs defaults,mode=755,size=200m 0 0
# 意味があるのか不明だが、$HOME/.cache もtmpfsにする # Google Chromeはキャッシュをここに保存するし、まあいいかなっと # Firefoxのキャッシュ置き場も、ここに置くように設定するといいかも #none /home/sawa/.cache tmpfs defaults,mode=700,uid=sawa,gid=sawa 0 0
【参考】

メモリのスワップ頻度を下げる

メモリに余裕があるなら
$ echo "vm.swappiness = 10" | sudo tee /etc/sysctl.d/swappiness
$ sudo sysctl -p /etc/sysctl.d/swappiness
上のようにすると、もたつきが減るかもしれません。
【参考】

メモリが少ないパソコンは、zramをスワップ領域に割り当てるといいかも

zram - 圧縮RAMディスク・圧縮メモリ

preloadで先読み

WindowsのSuperFetchと似た機能が欲しい人は
Linuxのディスクアクセスを高速化するpreloadを入れてみた (blog@browncat.org)

国内のNTPサーバーと時計合わせ

デフォルトでは ntp.ubuntu.com と時刻を同期する設定になっています。遠いです。
/etc/default/ntpdate を変更します。
# yesだとntpがインストールされていた場合、そちらの設定が優先される
# 普通は yes のままでも問題ない
NTPDATE_USE_NTP_CONF=no
# プロバイダがNTPサーバーを提供しているなら、そっちを指定する NTPSERVERS="ntp.nict.jp"
自動で同期されますが、手動でしたいときは
$ sudo ntpdate-debian

名前解決の結果をキャッシュする

dnsmasqのDNSキャッシュを有効にしたい

ファイアーウォールの設定(ufw)

ファイアーウォール機能を有効にする
$ sudo ufw enable
外部からのアクセスを全て拒否 $ sudo ufw default deny
許可したい通信があれば個別に指定 $ sudo ufw allow 80/tcp $ sudo ufw allow from 192.168.11.0/24 to any port ssh
現在の状態を確認 $ sudo ufw status
設定を初期化したいときは $ sudo ufw reset
GUIフロントエンドのgufwを利用してもいいです。
【参考】

パソコン起動時のデフォルトOSを変更する

メニューエントリーの名前を確認し、
$ grep menuentry /boot/grub/grub.cfg
menuentry 'Ubuntu, with Linux 3.2.0-25-generic' ...
menuentry "Windows 7 (loader) (on /dev/sdb1)" ...
これをもとに /etc/default/grub を書き換えます。
# デフォルトのOSを書く
GRUB_DEFAULT="Windows 7 (loader) (on /dev/sdb1)"
# ついでに自動で起動するまでの待ち時間も変更 GRUB_TIMEOUT=5
書き終わったら
$ sudo update-grub

locate(mlocate)の設定

Ubuntuは、locateコマンド用のデータベースを一日一回更新します。pdumpfsでバックアップしていると、更新のたびにハードディスクが悲鳴を上げて気分が悪い。
/etc/updatedb.conf で除外設定します。
# ディレクトリ
PRUNEPATHS="... /home/sawa/pdumpfs"
# ファイルシステム # ついでに設定 PRUNEFS="... vfat ntfs fuseblk"
locateって何? という人は、下のコマンドで更新を無効化するといいかも?
$ sudo chmod -x /etc/cron.daily/mlocate
ハードディスクのカタカタ音が減るかもしれない。
【参考】

ext4パーティションの予約領域を少なくする

ディスクの空きが無くなっても管理者が作業できるように、パーティションの5%は最初から利用不可になっています。
$ df -h -T
Filesystem  Type  Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda2   ext4  100G  9.5G   85G  10% /
$ sudo tune2fs -l /dev/sda2 | grep count Block count: 26092032 Reserved block count: 1304601 (私の環境では1ブロック=4096バイトなので、1304601x4096=約5GB予約されている)
5%という割合は、大容量ディスクが当たり前になった現在では多すぎです。予約領域の大きさを変更するには
%で指定する(これだと1%)
$ sudo tune2fs -m 1 /dev/sda2
ブロック数で指定する $ sudo tune2fs -r 数字 /dev/sda2
私はいつもテキトーに -r 50000 しています。
$ sudo tune2fs -r 50000 /dev/sda2
$ df -h -T Filesystem Type Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda2 ext4 100G 9.5G 90G 10% /

フリーズした時の対処方法(私がいつもしている操作)

キーボードの「Caps Lock」「Scroll Lock」のライトが勝手に点滅していたら
カーネルパニックが発生しています。何もできません。祈りながら強制電源OFFしましょう。
「Ctrl+Alt+Backspace」を押してXを再起動
画面が固まっているだけなら、これでログイン画面に戻ります(事前にショートカットキーを有効化しておく必要があります)
「Alt+PrintScreen+k」を押す
たぶんログイン画面に戻ります(黒い画面で止まってしまったら「Ctrl+Alt+F1〜F6」を試してください)
このショートカットは、後述する“magic SysRq”のキーです。
「Ctrl+Alt+F1〜F6」を押して、別のコンソールから操作する
Ctrl+Alt+F1〜F6(F7はGUI画面)で仮想コンソールを切り替えて、ログイン後、
$ pkill -u $USER
または
$ pkill -9 -u $USER
普通はこれでLightDMのログイン画面に戻りますが、駄目だったら
$ sudo reboot
再起動しましょう。
リモートからログインする
sshやシリアルコンソールでログインできるなら、ほかのパソコン・スマートフォンから接続してreboot
magic SysRq keyで再起動する
これまで書いた方法で対処できないときの最終手段です。「Alt+PrintScreen」を押しながら「r」「e」「i」「s」「u」「b」をゆっくり打つと、そこそこ安全に再起動できます。
【参考】
※ ノートパソコンの機種によっては、SysRqの押し方が違ってくると思います。「Fn+Alt+PrintScreen」「Fn+Del」「Fn+Alt+Del」等々
※ Ubuntuのwikiは「r+s+e+i+u+o(b)」を推奨していますが、私は「r+e+i+s+u+o(b)」のほうが良いと思っています。『sync→kill→umount』よりも『kill→sync→umount』のほうが安全なんじゃないかな?

part4に続く
09:51 pm | コメントする |

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